Make.comでGoogle Sheetsを行単位で自動化

Google SheetsとMake.comを活用してデータ自動化をしようとしていますか？

一度実行する際に一行だけを読み取って処理するようにすれば、自動化作業でのミスを減らし、効率を高めることができます。この方法についてお知らせします。

Make.comでGoogle Sheetsの一行だけを読み取って処理する

Make.comでGoogle Sheetsの特定の行だけを取得する方法はいくつかありますが、以下のステップに従って簡単に設定できます。

Google Sheetsの準備

まずGoogle Sheetsを作成する必要があります。

私の場合は、以下のようにテーマ、記事内容を含むGoogle Docのリンク、執筆作業が完了したかどうかを示すカラムを含めて整理しました。Google Docで記事内容を整理し、その内容を要約してブログ記事のドラフトを作成し、執筆が完了したら、作成した記事のリンクを記録し、投稿日を記録し、投稿完了に「Y」を入れて区別するようにしました。

方法1: “Search Rows”と”Limit”設定

1. **Google Sheetsモジュールを追加**

• “Google Sheets”から”Search Rows”モジュールを選択します。

• フィルターには「投稿完了」カラムが「Y」でない行を検索するようにします。

• ‘Limit’の値に1を設定します。これにより、一度実行する際に一行だけを取得します。

2. **後続処理モジュールを接続**

• 取得したデータを処理する他のモジュール（例：メール送信、データベース入力など）を接続します。

• 私の場合、動作中にエラーが発生した際に、同じ記事を繰り返さないように、以下の図のように「投稿完了」値を「Y」と記録する作業を最初に接続しようと、Google Sheetsモジュールの中から「Update Row」を選択しました。

• 図のように、次のステップの入力項目にマウスをクリックすると、前のステップで指定したGoogle Sheetsのどのカラムの値を使用するかを選択できるポップアップが表示されます。

• ‘Row Number’に前のステップで選択された行番号を配置し、

• ‘Values’の値をYと記録することで、次回同じ作業が実行されるときには次の行が選択されるようにします。

方法2: “Get a Cell”を使用して特定の行を読む

私は「方法1」を好みますが、他の方法もあるので簡単に紹介します。

1. **Google Sheetsモジュールを追加**

– “Google Sheets”から”Get a Cell”モジュールを使用します。
– 特定の行(Row)と列(Column)の値を直接指定して取得します。

2. **行番号増加ロジックを追加**

– 次回の実行で新しい行を読み取るようにするには、Google Sheetsの「Helper Sheet」を活用できます。
– また、Make内部の保存変数(Variable)を使用して「Update a Cell」モジュールで読み取るべき行番号を増加させることができます。

方法3: “Watch Rows”モジュール使用

– このモジュールは新しい行が追加されるとトリガーされるため、既存のデータを一つずつ処理する用途には適していません。しかし、リアルタイムの更新が必要な場合には便利です。